第3回:「Webリクルート」のメリット・デメリット

市場調査や顧客理解に不可欠なリクルート。
「Webリクルート」が一般的になっているかと思います。しかし、その万能性には隠れた側面も。
本記事では、Webリクルートの利点と課題を深く掘り下げ、貴社の調査目的に最適な選択をサポートします。

目次

「Webリクルート」のメリット

Webリクルートは、オンラインの特性を最大限に活かし、効率的かつ広範囲な対象者募集を可能にします。

1)条件確認・選定プロセスの効率化
Webアンケートの回答内容を確認後、システム的にリクルート対象者を絞り込むことができます。
これにより、電話での個別確認にかかる膨大な手間と時間を大幅に削減し、募集から選定までのプロセスを効率化できます。

2)デリケートな内容の聴取が容易
Webアンケートは、参加者の匿名性が高く、心理的なハードルが低いため、金銭状況、健康問題、性に関する意識など、対面では回答しにくいプライベートな質問に対しても、率直な意見や情報を収集しやすい利点があります。参加者は自身のペースで、安心して回答できます。

3)シンプルな条件でのコスト削減と迅速な実施
特定の年齢層、性別、特定の製品の使用者など、比較的シンプルなターゲットであれば、Webリクルートは非常に効率的です。
スクリーニングの効率が高く、低コストで迅速に大量の対象者を確保することが可能なため、費用対効果に優れています。

「Webリクルート」のデメリット

Webリクルートには多くの利点がある一方で、注意すべき課題も存在します。

1)キャンセル発生率の傾向
Webリクルートでは、機縁リクルートに比べ、参加者のコミットメントが相対的に低くなる傾向があり、直前キャンセルや無断欠席のリスクがやや高まります。そのため、事前のリマインドや予備対象者の確保といった対策が重要になります。

2)複雑な条件設定によるコスト増
例えば、専門性の高い職業に従事している方など、ニッチで明確なターゲットを設定する場合、該当者が少なく、広範なスクリーニング配信が必要となるため、一人あたりの費用が高騰する可能性があります。
この場合、コスト効率が低下するリスクを考慮する必要があります。

3)若年層へのリーチが困難なケース
デジタルネイティブであるはずの若年層ですが、彼らは情報収集源が多様であり、Webアンケートサイトへの登録やアクティブな利用率が意外にも低い場合があります。特に中高生や大学生の一部層では、Webリクルート経由での集客が難しく、オフラインの機縁リクルートやSNSを活用した募集が有効となるケースも少なくありません。

「Webリクルート」についてのまとめ

Webリクルートは、その手軽さと広範なリーチ能力で、多くの調査において強力なツールとなります。
特に、シンプルな条件での迅速な対象者確保や、デリケートなテーマの調査には非常に有効です。

しかし、参加者のキャンセルリスク、ニッチなターゲット設定時の費用高騰、若年層へのリーチの難しさといったデメリットも理解しておく必要があります。

「機縁リクルート」と「Webリクルート」は、どちらか一方が常に優れているわけではありません。


それぞれの特性を深く理解し、調査の目的、ターゲット層、予算、そして何よりも必要なデータの質を見極めた上で、最適な手法を選択、あるいは両者を組み合わせることで、最も効果的で費用対効果の高い調査実施を実現できるでしょう。

【記事の内容やインタビュー対象者のリクルートに関するご相談先】
パイルアップ株式会社
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
担当:小峰
Tel:03-6328-2884
E-Mail:info@key-en.jp
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